《続編》ボクは誰?

味方

どのくらい、

空を眺めていたんだろう?

どのくらい、

時間が経過したのだろう?

ボクの、

感覚は麻痺している。

もう、

どうでもいい。


「有希!」


走ってくる足音が、

どんどん近づいてくる。

あの声は絵美だ。


「起きて!有希!起きて!」


ボクの横にしゃがんだ絵美は、

ボクを揺すって起こそうとする。






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