秘密な男女
いつもより帰りが遅い葵…



何かあったんじゃないかと心配になってくる






しびれを切らした俺は迎えにいこうと外に出て


辿ってきた帰り道を逆に歩く





ふと遠くに抱き合っている男女が見えた





「…バカップルめ」




こんな夜中に何やってんだ





近づくごとにだんだんと顔がはっきりしてくる







…が、それが探していた葵だった





「嘘だろ……」




あの見た目は地味な葵が男に抱き締められてる…?



じゃなくて…



「……っ…あの男…誰だよ…」



葵も受け入れているようだ





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