秘密な男女
それにしてもー……



この小さい体でいろんなこと詰め込んできたんだな






俺…最初は委員長のこと苦手だった




女は甘えて自分を可愛く魅せて男に媚びる




それが普通で可愛いとさえ思っていた俺は



委員長みたいなタイプが扱いづらかった





自分で何でもやって


いつも一人で


返事も素っ気ない





俺は葵の表面しか見ていなかった




この眼鏡の奥にある瞳を見ようともしなかった






でも俺は確信した



俺は葵が好きだ



お前を守りたいと思う





「俺を選べよ、葵。俺がお前を幸せにしてやるー……」





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