秘密な男女
私はそっとベッドから降りると学校にいく準備をした




1階に下りるとお母さんが朝食を作っている





「……ねぇお母さん」




「何~?」




お母さんは鼻歌を歌ってご機嫌なようだ




「…いや何でもないです」




……言えない



言えるわけがない




立花くんとキ…キスをしたなんて




「何?変な子ね~」




変な子は立花くんですよ!!



お母さん……




「じゃあ行ってきます…」




「行ってらっしゃい♪」





私は気が重い体を引きずりながら家を出た






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