辛い時こそ彼の隣



「まぁ、ケガはそんなひどくないけど、見たらちょっと驚くかなっ…」


「颯は今どこにいるの?」

「…どうして?」

「どこにいるの!?」

なにかに焦る自分…。

思わず怒鳴ってしまった…


「学校じゃないかな…。今日部活あるって言ってたし…」




私は部屋から飛び出した。


颯のことが心配で、
自分の意志とか訳もわからずただ走る。


向かった場所は、
颯のいる学校。


颯はサッカー部だから校庭にいるはず。


< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop