貴方の隣はいつも!?
キーンコーンカーンコーン


「はい。席につけよ。転校生を紹介する。」

先生がそう言った瞬間
クラスが一気にざわめき
出す。

「静かにしろー。では紹介する。おい。入っていいぞ。」


「はい。」

ガラガラガラ


「えっ!?」
私は驚いた。何故なら…。

「えっと、初めまして。今日からこのクラスで一緒に勉強させて頂く、荒川翔です。よろしくお願いします。」


まっ、まさかね…。
違うはずだけど…。

「翔!?」

えっー、何でいんの?
ってか転校生!?


「何だ、妃。知り合いか?」


知り合いっていうより…


「…。幼なじみです。」


翔が何でいるのー!?
頭がついていけない…。


「そうか。なら知り合いが近くにいるほうが荒川も気が楽だろう。妃の隣の席に座りなさい。」


えっー!何で勝手に
決めちゃってんの!!


ってか席動かすの
早いし!


「よう!茜。久しぶり。」

「久しぶりだね…。」


聞かなきゃ!


「翔。何で急に転校して来たの?」


「んー。愛しのレディを探すため?」


「何で疑問系なのよ。」


こいつの考えよく
分からん。


「まぁ、そゆことで!」


ザックリだなぁ。


「そっか。頑張れ。」



あぁ、これから
大変になりそうだよ…。
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