日々

雅紀
「いやいやどーも!!
これで後は楽できるぅ〜」


空良
「いやいや。みんなへの指導が待ってるよ?」


雅紀
「……何言ってんだよ♪
それはお前の、得意分野だろ♪」


空良
「あー♪俺に押しつける気だぁー♪」


雅紀
「あはは、ごめんごめん。嘘だって」


空良
「じゃないと俺死んでるから。
指導なんてできないから。
あ、そうそう雅紀君や」


雅紀
「何だい?空良くん」


空良
「あのさ、付き合ってほしいんだけど」


雅紀
「ん?いーよ。何処行くんだ?」


空良
「え?いや違くて……」


雅紀
「違う?何が?」


空良
「だから!!…俺と付き合って?」


雅紀
「いやだから何処に?」


空良
「いやいやいや。違うってば!」


雅紀
「は?おい何が言いたいんだよ」


空良
「だからぁ、俺と付き合って?」


雅紀
「だから!……あー、映画館?
そう言えばさっき、なんか言ってたし」


空良
「違うよ〜…」


雅紀
「はぁ?」


空良
「結婚を前提に。LOVE的な意味で。」


雅紀
「は?」


空良
「雅紀、分かった?」


雅紀
「あ、そっち……」




< 334 / 535 >

この作品をシェア

pagetop