日々

雅紀
「留威も落ちたんだ」


留威
「雅紀、大階段から落ちたの!?
学校の!?なんで生きてるの!?」


雅紀
「生きてちゃ悪いの?留威さんよ…。
肩でブレーキかけたし。
体を捻って当たりどころも
最小限に減らしたから平気だよ」


留威
「あ、ごめんっ。そんなつもりじゃ…。
サスペンスだと死んでたような、
大きな階段だから。ちょっと吃驚した」


雅紀
「…あぁ。確かに出てきそう」


留威
「雅紀は相変わらず運動神経良いよね。
僕は怪我したのに…、家の階段で」


雅紀
「俺のが丈夫だっただけだよ。
ま、転けて起き上がったら
前に倒れたのにひっくり返ってたけどな。
空と階段の天辺が見えて驚いた」




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