日々


さて、どうしよ…。


親戚から送られてきた
クリスマスプレゼントとにらめっこ。



「………」



目の前には白いクマ。
もちろん人形である。



「…………」



そのクマと見つめ合うこと数秒、
白いクマの体が浮いた。
いや、浮かせたが正しいか。


「たかいたかーい」



取り合えず投げてみた。
何も言わず雅紀の手に戻るクマ。当たり前である。



「握手、あくしゅー」



お次は白いモコモコの腕。
ギュッと握ったクマの手は柔らかい。



「こちょこちょこちょこちょー」



赤いりぼんで結ばれている首の下を触る。
ふわふわしていた。



…………
………………

………………………



「何してんだ、おれ…」



とてつもない後悔と羞恥に駆られた
雅紀であった。




*END*

< 414 / 535 >

この作品をシェア

pagetop