隣の席の俺様ヤンキー【完】
「……ハァハァ……」
保健室の前について呼吸を整えながら、気持ちを整理する。
莉奈にちゃんと謝ろう。
白鳥とキスをしたことも、
莉奈と宮崎がキスしたとき『事故だ』と言い残してあの場を去ったことも。
そして、俺の気持ちを伝える。
好きだ、と。
愛してる、と。
莉奈の目を見て、そう伝えよう。
そんなことを言うなんて柄じゃないことは分かってるし、これから先、他の女にこんなことを言うつもりもない。
だけど、莉奈になら。
莉奈にだけは言える気がする。
これから先も、俺が一緒にいたい女は莉奈だけだから……――。
俺は息を吐くと、保健室の扉をゆっくりと開けた。