隣の席の俺様ヤンキー【完】
「魁一……あのね……あたしね……」


俺の顔色を伺いながら話を切り出そうとする莉奈。


その髪はまだ濡れているし、顔色も優れない。


小さい体がますます小さくなった気がした。


「あたし、魁一が好き……」


「は?」


「ごめん。なんかいろいろ言いたいことがあるし、話さなきゃいけないこともあるんだけどうまく伝えられなくて」


莉奈は少し困ったようにそう言うと、視線を手元に下げた。


その瞬間、さっきまでの怒りとは打って変わって、全身に莉奈へのいとおしさが込み上げてきた。
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