地味っ子?奮闘記

けいちゃんが、運転しながら話してくれたことは

私の部屋をどうするか?

学校もどうするか?

家事は、みなちゃんとお手伝いさんが当面してくれるから

気にしないでいい

今日は両親以外は、全員揃っているから、

松平家と合同で退院パーティーをすること

「あーけいちゃん部屋は自分の部屋で大丈夫!家用の松葉杖もあるし

階段も、リハビリテーションで、練習したから大丈夫

あと、お風呂は足にポリ袋まいて、紐で縛って椅子に座って入れば

いいよって看護師さんが教えてくれたから、大丈夫!うちはトイレも

二階にあるしね!!学校は、週明けから行くよ。今日は土曜日だし」

蓮の目が・・・・

「はぁーさくちゃん、そんなに一人で頑張らなくていいんだよ!」

呆れ顔のけいちゃん

「大丈夫だよ。実際昼間、誰もいないとき病室でシャワー浴びてたし!」

二人にアピールしたはずが・・・・何故か・・・ギョッとした目?

「おっおっお前・・・・昼間に何してたんだー!」

車の中で叫ばないでください。蓮さま

「・・・・・えへっ。だって、看護師さんいいよって言ったし・・・

体臭いし・・・・髪も洗いたかっし・・・・ダメだった?」

「「・・・・・」」


「ダメじゃないよ。さくちゃん。女の子だもん、気になるよねー

蓮だって、毎日来るしね」

なぜか、バックミラー越しにウインクをされ、恥ずかしくなった

「・・・さく・・・か、鍵はかけて入ったんだろうなぁ?」

「・・・・」

「だから、部屋の鍵はかけて入ったんだろうなってんだろう!!!」
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