ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)

「なーさん。

あの坂本って女。


皆川君の事が好きだよね。」


買い物を、満喫して


泊まるホテルで、さっき起きた事を振り返っていた。


「私も、そう思う。」



でも、あの2人を見ていた時に


私は微かだけど…


胸がきゅっと締め付けられた。切ない気持ち…。


それは、誰にも言わない。


「なーさんには、悪いけど。

お似合いだったね。

あの2人。」


私は、笑いながら



「私も、そう思ってたー。

何で、私が好きなんだろ？

不思議で、仕方ない。」


「でも、

皆川君が好きなのは、


なーさんだよ？

一目見て、分かったよ。」




頭をグリグリと撫でてきた。





「私も、なーさんみたいに彼氏で来た事なくて…

恋愛経験ないけど、

話聞いたりとか協力するから。」



この雰囲気…


付き合ってる感じを、匂わせてる。



「私達、付き合ってないけど…。」



「皆川君さ。

本当に、イケメンだよねー。

羨ましいー。」


そんな感じで、恋バナやアニメについて語ったりして



楽しい夜を過ごした。