ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)


ーー
もうすぐ着きます(*^_^*)

ーー


何か、ドキドキしてきた。


意識しちゃ、駄目!

楽しまなきゃ、勿体無い!


玄関で、待っていると


家の前に、車が止まった。



「おばあちゃん!行って来る!」


「気おつけてな。

帰りは、あまり遅くならないように。」





期待と不安の中、家を出た。



いつも見る車とは、違いかっこ良い車だった。



「おはようございます。」


朝から素敵な皆川スマイル。


「おはよう。」



車は、水族館に向けて発進した。



「なのさん。


今日は、楽しみましょうね!」


「うん。


あの水族館は、


小さい頃から行ってるから…


あんまり新鮮さは無いけどね。」



いつもは、自分が運転する事が多いからなんか新鮮。


「あのさ。いつも思うんだけど…


敬語使わなくても、良いのに。」


「癖なんで、気にしないでください。」




皆川さんは、いつもニコニコしている。

怒った顔とか、見たことないかも。


知り合ってまだ、間もないんだから仕方無いんだろうけど。

顔を、じっと見つめていたら



「俺の顔…好きですか?」




「あっ!いや…

いつも、


ニコニコしてるなぁって!」


顔に、熱が集まって熱い。


「それは、なのさんが好きだから。

一緒に居ると嬉しくて

ニヤけるんです。」


なんだ、この恋愛小説みたいな。

甘い囁きは?!


「皆川くん!


そんな、ジョーダンやめてけれー!」


本当に、もう免疫ないと辛いわ。



免疫あれば、笑ってまたまたぁーって返せるんだろうな。




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