高校生恋愛*~初めての気持ち~
「晴笑走るのはやくていいなあ―。」


よくれいなはそう言って、私を誉めてくれた。私はれいなに誉められると、もっとれいなに勝ちたいと思ってくる。私にとってれいなはよきライバルであり、最高の友達だった。



あのときまでは―――――――――。




私たちの関係が崩れ始めたのは、あるリーダー的な存在の女の子の言った一言だった。



「みんなで晴笑をハブかない?」



そのリーダー的な存在の女の子は別に私のことが嫌いだとか、うざいとか、そんなことは思ってなかったらしい。



ただの『暇潰し』として私へのいじめは始まった。



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