高校生恋愛*~初めての気持ち~

新たな気持ち

「ふぁぁぁぁ。ねむ。」

「白川さん。何いってるのですか?今は授業中ですよ。」

今は一番睡魔がやってくる五時間目。もう、私の体力も限界だ。そして、一番嫌いな数学だ。



季節は冬。雪もチラチラと降り積もる中、私はもうする高校二年生になる。まだ考えられないけど先輩になるんだな。


みんなは、制服の中にセーターをきて、背中にはホッカイロをはって、寒さ対策万全である。


ちなみに、あの運動会の後、正樹は春香ちゃんにメールして、めでたくカップルになったらしい。私はどうせ一人ですよぉ~。


「もうすぐ、クリスマスだねー。」


なんて、女子はみんないう。そして、


「クリスマス、クリぼっち(クリスマス一人ぼっちの略)は嫌だ!」

なんて、言ってる。私もその一員。というのがまた悲しい。



「はーるえー。」


ぽんと私の頭をたたく奴ーーー。


「翼?」


翼は、正樹と私が別れたって事、しってんのかな?翼には直接そのことは言わないけど、翼が私に何もきいてこないっていうと、多分噂かなんかで、私達の関係をしったのかな?


「飯くいてー。晴笑。飯作れ。」


「はあああ?作るわけないでしょ!購買から買ってきなよ!」


「金ねーんだよー。金!金欠ですよー。」


「全くー。ってか調理室今日、つかえるっけ?」


そう。この高校、調理室を使うのは自由なんです。でも、一週間ごと学年で使える日が決められている。たぶん、今日はうちらの学年つかっていいひだ。



「っていうかさぁー。聞かないの?私と正樹のこと」


調理室に向かう途中、私は翼に聞いてみた。翼は、うーんと少し考えながら、廊下を歩いていた。


「聞かなくても、晴笑みればわかるっつーの」


え?え?え?ええええええ???


「な!私そんなに顔にでてた?」


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