高校生恋愛*~初めての気持ち~

本心

そこにいたのは、正樹だった。隣には、いつもくっついてる彼女がいない。


「正樹、彼女は?」


「彼女とは、いま喧嘩中でー。」


「そうなんだぁ。私なんてもう、あいつと喧嘩もできないんじゃないかなって思っちゃうよ。」


「ふーん。そっちで少し話そうか。」



「うん」



私は、正樹に今までの事をすべて話した。


舞ちゃんのことも。



そして、正樹はうなずき口を開いた。



「前さ、ちょっと聞いた事があるんだ。



翼の本心を。」




「え?翼の本心?」



「ああ。」




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