マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
「すみませーん。オーダーお願いしまーーす」


「あっ、ハーイ」


窓際の席からお呼びがかかって、急いでその席へ。


えっと…お客さんは、1、2歳位上の男性3人か……


「ご注文は?」


伝票を取り出し、注文を聞くが――――…3人共何も頼まない。


それ所か皆ニヤニヤしながら私を見てる………怖い。


「あのお客様?ご注文は何になさいますか?」


微かに感じる怖さを押し殺し、どうにか平静を保った。


しかし……


「オレ君がいいなーー」


「オレもーー!君超カワイイねーーー♪」


コレは…また来たか。
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