マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
本当に申し訳なさそうな幹居にお礼を言われ、ちょっとイメージが変わった。


今まで幹居は天然ちゃんでポワポワしてるんだと思ってたけど……


運んでる最中満足な会話も出来ずにいたオレにきちんとお礼を言ってくれる様な、しっかりした所もあるんだな。


「別に………これ位大丈夫だから」


男子達の嫉妬の目が痛いので、そそくさと退散する。


「お前幹居の事助けたのか!?」


「どうした!?何があった!?」


「ウルサイ、黙れ」


喚く康生と遥玖を抑え込み、オレは読みかけだった本を引っ張り出した。


幹居 紀右…いいヤツだ。
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