『僕』が交した約束
不思議な女

私の…

★侑斗side



「・・・今日は、いないな」



講堂の中で

辺りをきょろきょろ見渡す



昨日のカノンの音、

つまりこのピアノの音が

もう一度聞きたくて

あの女のいない時を利用してきた



そろそろと手を伸ばし、

鍵盤を触る



  ポーン・・・



やっぱり、綺麗な音

対して音楽のことは知らないけど

グランドピアノより

少し小さい、ピアノ




「・・・猫ふんじゃったくらいなら

 弾ける、かな・・・」



ぎこちない感じで

弾いていく



「お、俺でもいけるな」



調子に乗って弾いていくと・・・



 ダーンッ・・・!!



「いってぇ!!」



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