悪魔なヴァンパイア





そう思って勇気を出して一歩足を進めた瞬間



「「見ーつけた。」」



そんな声が聞こえた気がした


―――――バーンッ!!


突然私の後ろから聞こえた音

すぐ横を何かが飛んでいった気がした


暗くてよく見えなかったけど…


ちょうど良く街灯の下にいた複数の男達

その中の一人に当たったのはよくわかった


「ソ…ソルテ…っ!!」


初めて会った時と同様、白いシャツが赤で染まっていく


それが何なのか…考えるまでもなかった


ソルテに当たったものは…間違いなく銃弾…っ!!


「…いってーな……っ…」


だけどそんなことはもちろん関係ない…


ソルテが普通の人間だったら確実に死んでるよ…





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