4*What is the reason for my being?



何のために生きるのか


分からない時期があった


何をやっても上手くいかなくて


呼吸の仕方を忘れるくらい


ツライ出来事が多すぎて毎日が苦痛だった


いっそのこと…居なくなればいいかな。


そんなことを考える


涙が溢れるのは絶望か


はたまた希望を失いたくないからか


何もかも分からなかった





自分は何のために生きるのか


他人のために?自分のために?


この命は誰のもの?


一度は心臓が止まっていると言われた


それが、すべての始まりだった


諦めなければならないかもしれなかった


でも、今


確かに、生きている




苦しいことばかりに苛まれたけれど


沢山笑ったこともあった、と


楽しい思い出もあったんだ、と


ふと、自分の人生を振り返った時


出逢った人達の笑顔が思い浮かんだ




自分にだって、大切だったことがあった




今を諦めて


未来を失うとすれば


二度と、彼らに言えない


一番言わなきゃいけないことを




そんなことにやっと気付いた




自分の存在価値を自分では決められない


だけど


間違いなく、自分を形成してくれた


大切な人達に


少しでも恥じない生き方をしたい


だから


最後の最後まで諦めるのはやめよう





何度暗闇にのまれても


必ず出口に光が射すと知っている





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