雨降って、血固まる。
男は私を浴槽に入れるとすぐに出て行った。



しばらくして私もバスルームから出ると、なんと男がそこでじっと待っていた。



男は、先ほど私に渡したバスタオルで私の体を拭き始めた。



「なぁ…」



私の呼びかけに反応することなく、男は私の体を拭き続けている。



「名前…は?」



男の手は止まらない。
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