彼に出会った1年間

下駄箱には誰もいない。

見つからずに入れられるかな...。

陽平君の下駄箱をあけ
そっと手紙を入れる。

私の目は涙がいっぱい溜まっていて
視界がぼやけてちゃんと見えない。

「どうかこの気持ちが届きますように。」

そうつぶやいて
学校から出た。

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