彼に出会った1年間

その日は夏花にお線香をあげて
帰った。

この先、俺に好きなやつができても
あの向日葵の花がある限り

俺はあいつのことを
大切に思わないことはないし
この1年を忘れることはない。

絶対にこの1年が幻だった
そんなはずはないから。

「夏花、愛してる。」

そう向日葵に呟いた。



END

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