あの時の約束
「東京の大学に行くだろ!」
「そうだね!」


「今日は合格発表の日だよ!」
「そうやんな!佳龍合格すると良いね」
「うん」

「そういや。真衣、就職先東京て本当なの?」
「本当だよ!」
「マジー遠いやん!」
「寂しくなるなぁー」
「同じクラスの人が二人供東京のか〜寂しい」

「向日葵高校生の部卒業だって」
「じゃあ一般の部になるの?」
「判んないの!携帯小説じゃ無いらしいけど」



「佳龍」
「真衣受かってたよ」
「佳龍おめでとう。うちのクラスは進路が決まったね」
「先生に伝えて来る」
「うん」

もうすぐしたら卒業なんだ!とうとう別れの時が来た。

「佳龍帰ろ」
「うん」

「武田さん、武田先生」
「久し振りだね」
「お久し振りです」
「先生、卒業したら東京に行くんです」
「吉沢さんが東京に?」
「はい」
「就職先が東京なんです。だから東京に引っ越す事になりました」
「そんな〜仲良くなれたのに」
「こらいい加減諦めろ。昌等ロリコンか」
「祐樹お兄ちゃんもロリコンでしょ」
「もう違うもん〜。吉沢さん頑張ってね」
「はい。後ロリコンは卒業してくださいよ!」
「昌等のロリコン直しとくよ」
「じゃあねぇ」
「又ね」

「ロリコンが初恋の人て笑っちゃうよねぇ」
「そうだね」佳龍は笑いながらこう言った。「真衣、吹っ切れたみたいだね!初恋から」
「うん、迷いがなくなった。佳龍のおかげで吹っ切れた」
「えっ俺のおかげ?なんで?」
「夢に向かって頑張って居る佳龍を見て心を打たれた」
「そうなんだ」
「どんなに離れても…距離が離れても佳龍の事は忘れ無い」
「真衣?」
「迷いが出来たら佳龍の頑張ってる姿を思い出す。私の人生を変えてくれた」
俺も距離が離れても真衣を忘れ無い。忘れても絶対に思い出す」
『佳龍(真衣)との約束を守るため。約束を守るために。佳龍(真衣)の事は忘れ無い』
同時に言った。


佳龍ずっとずっと大好きだよ。
佳龍を見て居るだけでドキドキが止まらない。
私待ってるよ。佳龍がデビューするまで。

ずっと、ずっと待ってるよ。
どんなに月日が流れても待っている。
だって佳龍は運命の人だから。
だからずっと待ってるよ佳龍。君を好き。
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