沢山のありがとうを君に

「洸太?ちょっといい?」


「何か用事?」


「うん。今日ね、売り込み行ってたときに元カレを見た感じがしたの」


「元カレってあいつか?」


「うん。奏真って言うんだけどね、奏真は私が生きていること、ここで生活をしていることは何も知らないはずなの。なのに奏真が学校に居てまた、幸せな時間を取られるんじゃないかなって不安で怖いよ」


「美幸の幸せは俺が守る。だから、美幸は何も心配しなくていいんだよ。奏真って奴が美幸に何かしてきたら俺等が許さない。散々美幸を辛い目に合わせてきた奴なんかほっとけ。絶対美幸の幸せは俺が守って見せるから」


「うん。ありがとう」


「美幸には笑顔で居てほしいからさ」


「あのね、洸太にもうひとつ言いたいことがあるの」


「何?」


洸太が私を守ってくれるなら、私の気持ちを洸太に知ってもらいたい

もう一度恋愛をしたい

そのぐらいいいよね


「私、洸太の事…………………好きなの。だから、よかったら付き合ってください」


「俺も美幸のこと好きだよ。だから、付き合お。そしてあいつから美幸を守りとうす」


「ありがとう」


「こちらこそ好きになってくれてありがとう」


洸太を好きになれてよかったよ

洸太は私にいろんな幸せをくれた

私に生きる勇気をくれた

心からありがとう


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