前途多難な彼女と彼氏①
「おーぃ翔さーん。心で言ってること聞こえてますよー」


「はっ!?あ、わりぃわりぃ」


「ひでぇなぁー」


「ほんとのことだろ」


「で、話って何」


「やっぱ何でもなかったわ。腹減ったから飯付き合え。どーせ暇だろ」


「なんだよー。つまんねーの。しょうがねぇから付き合ってやるよ」


そして俺らは、近くのファミレスに入った。



「あの二人かっこよくない!?」

「声かけちゃおうよ」

「えー、彼女いそうじゃない?」


そんな声がいろんなところから聞こえた。

「あのぉー…。良かったら席一緒してもいいですか?」


「………」

「あのぉー…」


「うぜぇ。しつけぇし。他あたれば?」

「えー、でもぉー」


何コイツら。
対して可愛くもないくせにブリブリしてんじゃねぇよ。


「てめぇらうぜぇんだよ!消えろ!」

そう言おうと思っていたら、外に未来がいるのを発見した。

でも、未来は男数人に囲まれていた。

それを見た俺は女たちや龍を置いて店を飛び出した。
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