BRACK☆JACK~本章~
 あの銃の腕は確かなもので、そこらの殺し屋よりは断然腕がいい。

 それなのに、この街に来た目的が、ただあいつに会いたかっただけ…?

 ――何かが、腑に落ちない。

 あの酒場“アゴーラ”の老人は、元・組織のボスだった。

 裏の世界ではその名を知らない者はいないというほどの大物。

 それを平気で「ジジイ」呼ばわりする、あの女。

 あの組織も、ボスが変わってからはガラリと様変わりしてしまった。

 今のボス、龍(ロン)という男は、野心家で暴力的で、頭の切れる男だった。
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