forget-me-not


背を向けて、勿忘草の花束を抱えて歩き去る貴方。


この人混みだ。
すぐに紛れて見えなくなるだろう。





見えなくなる前に、と少し早口で呟いた。



「私、貴方みたいに強くないの。報われないってわかりきった想いは持ち続けられない……だから、もう、終わりにするね。」









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