幼なじみをやめるまで
「咲、早く行っておいで。あの二人が戻ってきたらややこしいから」


ポンと背を押されたせいで、ドンと鈴木君にぶつかってしまった。


「あ、ごめん」

「あ…いや。じゃあ、行こうか」



急に真っ赤な顔で、横を向き歩き始めた。
その後をトボトボとついて行く。






1時間も走り続けたせいでふくらはぎがプルプルして歩きづらい。

きっと、歩き方が変になってるはず。





――鈴木君にバレてないといいな

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