幼なじみをやめるまで
「あぶね―な。俺まで巻き添え食う所」


耳から聞こえるはずの千裕の声は、何かに触れたおでこから伝わってくる




「ね、いつまでそうしてるの?急がないと」

「え?」


肩を掴まれ、触れているものからガバット引きはがされた。




「……っ!ごめん。」

触れていたものが千裕の胸の中だったと気付いた瞬間、カ―っと顔に血が上るのが分かる
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