君と、世界の果てで
第四章





俺は、君を手に入れたと思っていた。





あの寒い日々、その事実だけが俺を暖めた。





これから地獄の業火に焼かれるような苦しみがあるだなんて。





愚かな俺は、想像もしなかったんだ。





確かに近づく、その足音を感じていながら。





君がまだ一人で戦っていたことに。





気づこうともしなかった。





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