復讐


次の日、母はわたしにこう言った。


「担任の先生に相談したから、安心して学校行きなさい。」


わたしは何も言い返さなかった。ただ黙って登校したのだ。


学校へ行くと朝のホームルームで担任がこう言った。


「皆さん聞いて下さい。
山崎さんがイジメられてると訴えてきました。本当ですか?」


担任の言葉に教室は静まり返った。誰ひとり口を開かなかった。


「もし本当ならやめましょうね。みんな仲良くしましょう。いいですね?」


担任は笑顔で言った。


「はーい。」


声を揃えてみんなは返事をした。わたしは後悔した。

大人はどうしてこんなに馬鹿なのだろう。



< 8 / 67 >

この作品をシェア

pagetop