迷子の殺人鬼
神も救えぬ馬鹿女
地元に住んでない男。
同じ男とはヤらない。

そうしていたのに。

ある日の夜。
知らない番号からの着信。
出てみると、中学時代の同級生男子だった。
人伝に私の携帯番号を聞いたらしい。

「今家の前に居るんだけどさぁ、入れてくれない?」

最初は断った。

しかし彼は、同じ学区内とはいえ、
かなり遠い家のコ。
私の家からは普通、車でなくては行けない距離である。

それを、小雨が降り続く中自転車で来たのだ。
盛りのついた男のヤりたいパワーは凄まじい。

後から聞けば。
何かの学校行事で私の私服姿を初めて見た時。
結構胸デカいんだなと思って、それ以来ずっとヤりたかったそうだ。

呆れて物も言えなかったが、この頃の私は、
SEXに抵抗が無くなり過ぎていた。

電話口で暫らく粘られた私は。

こんな雨の中可哀相!絶対風邪ひいちゃう!

部屋に上げてしまったのである。
当然、ヤられる。



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