結婚しました!
音々が、俺の視線に気づいて頬を赤らめる。


「あ、の、何か変でしょうか?」


「あ、いや、前に言ったと思うけど、

 結婚するまでは、って言ったと思うけど…


 今日はもう、音々を俺のものにするつもりだから。」



「あ…それは、その、

 私もそうして欲しいです。

 不束者ですが、よろしくお願いします。」


しばらく視線を絡ませたあと音々の手からグラスを取り上げ、

テーブルに置く。


顎に指を添えてキスをする。



< 121 / 206 >

この作品をシェア

pagetop