結婚しました!
「うおっ!!」


俺はその塊を確かに避けて歩いたはずなのに、

ソレに飛びつかれ

足をがしっと掴まれ転びそうになった。


犬?

噛み付かれたとか?

痛くはねぇな。


「おなかがすきました。」


ソレは言葉をしゃべりやがった。


「お、おでんでいいか?」


俺がビニール袋を指すと、


「神様!」

とソレは叫んだ。


酒を飲んで気の大きくなった俺は


「よしよし、崇めろ~讃えよ~!!

 俺のうちに来い!メシも食わしてやる!」


この出会いが

俺の人生を180度変えることになるとは、

ただの酔っ払いオヤジの俺が

知る由もなかった。






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