私と先輩
私と先輩



「陽、聞いた?」


朝、学校に登校すると、由実がニヤニヤと何かを企んでいるかのような笑みを浮かべて聞いてきた。


「何を?」


何だか癪に障るが、由実が何を言いたいのか気になる。


「ふっふふ。よくぞ聞いてくれました!」


由実は得意気に笑う。


「実はね……


















竹中先輩、彼女と別れたんだって!」



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