first love【完】

「タイプ」義希side



7月27日は俺と咲希の誕生日。


今まで予定が合えば、ショッピングだったり一泊旅行だったり出掛けて、うちでは母親か咲希が作ったケーキをたべる、それが定番の過ごし方。


今年は俺はバスケ部の合宿が重なり当日は祝えなくなった。


咲希は竜斗とデートを楽しんだらしい。


二日後、合宿から戻った俺の目に、本を撫で撫でしてニヤニヤしてる、おかしな妹が映り…慌てて見なかったことに…。


…*…*…*…*…*…*…


8月2日、改めて家族で誕生日をすることになってて、その席に、男一人の気まずさを感じた俺は竜斗も呼んだんだ。


夕方4時、竜斗、なぜか真人、そして新田さんと俺ら、母親で誕生日祝いが始まった。


この歳になり、食事会での祝いとか…まぁ男なら嫌がるよな、当然。


でも俺は、我が家は…父親が居ないからか、こういった結び付きを大切にしてきたし、恥ずかしいとか思ったことはない。


だからかな…咲希のいろんなことにも、今まで神経質気味に反応してきた。


ま、とにかく、俺は楽しんで臨んでるんだ。


「さぁ!まずは食事の準備よ~
はい、女子手伝ってぇ♪」


そんな母親の声で女3人はリビングからキッチンへ移動、俺ら3人はNBAのDVDをみて、騒いでた。


「なぁなぁ、竜…水族館デート
どうだった?」

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