幸せの選択
「キャッ!えっ!課長、ちょっと…大丈夫です歩けます」


「こら、黙ってろ。この方が確実に早い。しかも、目を覚ます前にここを出た方がいいだろ?」


課長が向いた方向に目をやると、そこにはぐったりと倒れこんだ弘之の姿



「弘之!」


「おいっ!コラ」


慌てて動いた私を、落とさないようにしっかり抱え直した課長



「大丈夫、ちょっと気を失ってるだけだから直に目を覚ますよ。それより、お前この期に及んでまだ奴の心配してんの?」


「いえ……すみません」


「全くじっとしてろよ」という課長に今度は素直に従った。



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