幸せの選択
玲衣さんがいっていた通り羽生さんは敏腕弁護士で、あっと言う間に部屋を引き払い、引っ越しを終えてくれた。


新しい部屋は、玲衣さんのマンションに空き部屋があったのを、不動産屋に玲衣さんが交渉してくれて、前のアパートと変わらない家賃で借りることができた。



玲衣さんの家にお世話になっている間中、課長は毎日様子を見に来てくれた。

そんな課長をからかう玲衣さんとのやりとりは、毎日楽しくて、私は弘之とのことをすっかり忘れた毎日を過ごせた。



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