幸せの選択
そんな私の視線に気付いたのは、課長ではなく河野さんだった


「あれ?千秋ちゃんもそっち?」


両手に小鉢を持ってきた河野さんは、私にだけ聞こえるくらい小さな声で耳打ちする




「い、いえ!とんでもないです。だって課長には奥さまがいますから!」



思わず大きくなってしまった私の声に「はっ?」と声をそろえる二人





「あの…だって課長は奥さんいるんですよね?」

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