幸せの選択
ピピピピピ………




聞こえてくる機械音で目が覚めた。

スーっと深く息を吸うと身体中の節々が傷む。



ローテーブルに突っ伏した上半身を起こすと、自分の体ではないみたいに凝り固まっている。




うーんと体を伸ばしながらチラリと携帯を横目で見ると、着信ランプが点滅している




未だバキバキ音が鳴りそうな腕を伸ばして携帯を開く。




『未読メール 1件』




ぼやけた視界でメールを開けると、要さんからだった。






『明日、10時に迎えに行く』








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