幸せの選択
「今日、ここに来たってことはまだ返事はしてないんだね」


まっすぐ見つめる要さんの目は、とても優しい






「プロポーズされたのは昨日です。要さんの言うとおりまだ返事はしていません。でも、私――」






私の中の気持ちは決まっている。
それを、今伝えようと思った所で、その言葉は遮られた。







「三島、俺はね彼には敵わないって思った。ゴメン、俺はまだお前と将来の約束はできない。

だから三島………






彼と幸せになれよ」
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