幸せの選択
――今、『受け止めてる』って言った?




さっきまで騒がしかった心臓は、嘘のようにシンと静まり返り、暖かった体も手足の先から、氷のように冷たく鳴って行くのを感じる


課長に大事な女性がいるって事実に、こんなに動揺する自分に驚く。





あんなに素敵な課長に、女性がいないって方が不自然なのに…



すっかり冷え切った足を、なんとか動かし前へ進む。

私の姿を先に捉えたのは河野さんだった。
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