続☆恋×彼氏×元カレ☆


少し待っていると。


「あっれ~?君どうしたの?」

後ろから声が聞こえてきた。


私じゃないと思った。


「あれ?無視?」

笑いながら、その男子は私の前に来た。


「あ、え?私っ!?」


私だったの?


「ハハッ。君面白いね!君しかいないよ?」


笑われた…。

回りを見回すと、本当に私しかいなかった。


「誰待ってんの?俺と仲良くならない?」


この人チャラい。
軽すぎじゃない?


「彼氏待ちです。」


「えぇー?どっか行かない?」


「いえ…」


「あ、愛梨!ってお前!」


悠希の声と同時に、青いものが飛んできた。


「いってー!」


それが、青いタオルで、チャラ男さんの顔に命中したことに気づくのに、時間がかかった。


「お前なにしてんだよ!」


悠希がチャラ男に言った。


「悠希!」


「え?あ、は?あ、お前の?」


「バカ拓海!」


「へぇ~♪この子がヨシの彼女かぁ♪」


"バカ拓海"
という言葉に動じず、違うことを言い出した。



< 22 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop