恋とくまとばんそうこう
※プチなのでほぼ会話

【人知れず憤慨。】


澄香の教室の入り口で。


「…千葉。」


「あっ、滝井君…っ」


「今日、部活終わったら音楽室で待ってて。迎えに行く。」


「はっ、ふわっ…っ、…はい。(カァァ…)」


「お?俊じゃーん。何?澄香に逢引ー?やるねぇ(笑)」


(“澄香”…?!)


「じゃあな澄香!胡桃に部活後待っとけっつっといて。俺このまま俊と行くから。」


「あ、うん。言っとくね。」


衝撃で固まっている俊を引きずり部活へ行く松浦。






「ちょっ…!俊なんだよ…っ!うわっ!あぶねぇ!お前わざとデッドボール狙ってるだろ…?!」


「…五月蝿いっ。」


彼氏になっても中々下の名前呼べないのにあっさり松浦が呼び捨てにしていることが心底気に食わない滝井くんでした。


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