オレンジジュース~俺と一人の生徒~

眠れぬ夜



ベッドに横になり、窓を開けた。

今日は冷房なしでも眠れそうな涼しい風が吹いていた。



夏の夜の寝苦しさも

最近は苦に感じなくなっていた。




考えることがたくさんあったから。


自分の心と見つめ合う為のいい時間になっていた。




俺は携帯の電源を切れずにいた。


眠る前に電源を切り、充電するのがいつもの俺だった。




…切れねぇよ。




あいつが


今どうしてるのか気になって仕方がない。







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