ねぇ、キスして?
だったら……



「元カノとのことを終らせたら、もう子供にも会いに行くことはないの?」


「どうかな……でももし奈留が子供に会いに行ってほしくないって言うなら、もう二度と行かねぇよ。俺は、奈留の方が大切だから」



そう言ってやさしく細められた瞳を見ていたら、彼の想いってものが胸に凄く響いてきて……



「あたしも行ってもいい?」



彼の子供と、彼が心から愛した人に会ってみたくなった。



「もちろんいいよ」



そう言いながら微笑む彼を見ていたら、ようやく彼と向き合うことができたんだと、凄く嬉しくなった。


正直、彼が元カノに会っている姿を見たくないってのが本音だけれど、でもこれから彼とあたしが再スタートを切るために、あたしもそのスタート地点に立たなきゃならないような気がしたんだ。
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