オオカミ系幼なじみと同居中。

要の手があたしの太股に触れ、腰のあたりまで動く。


相変わらず要の唇はあたしの唇を塞いだまま、手だけは別の生き物みたいに動く。



慣れてる…



要は、よく他の女の子を連れていた。
あの子達ともこんな事をしてたんだろうか…


そう思うとあたしの体は勝手な行動に出てしまった。


どんっ



「…てぇ」



あ、あれ?



あたしは片目を少しだけ開けて恐る恐る様子を見る。





要の姿が見えない。


「…要?」


「ったく……つか、これ何度目?」


ベッドの下から頭をさする要が顔を出した。


「ごめん、つ…つい」

「………」


その言葉に半分呆れたような怒ったような表情の要は、じっとあたしを見つめた。



わわっ怒ってるよね?


しゅんとうなだれてると要はあたしの隣に座りなおした。


「先は長そうだな…」

「へ?」


そう言った要は、振り向きざまにあたしにキスをした。


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